We're An American Band
アメリカのハードロックバンド、グランドファンクの7枚目のスタジオアルバムです。ビルボードの2位まで上がりミリオンセールスの大ヒットを記録しています。
前作でゲスト参加したグレイグ・フロストを正式メンバーに加え、プロデューサーに奇才トッド・ラングレンを迎えて制作されたこの作品は今なおアメリカンハードロックの名盤中の名盤としてその名を刻んでいます。また、彼らは本アルバムからグランドファンクを名乗っています。
グランドファンク初のシングルチャート1位になったタイトルナンバーをはじめ、陽気でストレートなハードロックが目白押しです。ここにはもはや初期の頃にあったブリティッシュロックの影響はほとんど感じられません。
まさにアルバムタイトル通りアメリカンバンドの世界を確立した名盤です。お薦めの1枚です!
Grand Funk
邦盤は1970年2月リリース USでは1969年12月
3作目「Closer To Home」を聴いて驚き、慌てて買いに走った中学二年生の自分が懐かしい。2作目は出だしからもっとワイルドな音だったので「こりゃいったいなんなんだ!?」と呆然として聴いていた。
「孤独の叫び」はヘッドフォンをして大音量で神経を集中させて1音1音圧倒されていた。演奏力云々をいう奴等が当時からプロもアマも多かったが、彼らは恐らく既に演歌を聴いたり廃業しているだろう。このシンプルな力強さこそがROCKなんだってことを、当時認められなかったのは全く以って歴史的誤算。テクニックの前にエモーションでしょう!。Rock本来の根源的な定義である、その熱さ、躍動感が全て詰っている名盤。銘盤。命盤。
そしてこのジャケット。赤地に白抜きでWild極まりない3人の姿である。RockAlbumのジャケットでストレートに内容を伝えている傑作である。同年11月の「Live Album」も同様。格好良すぎて嫉妬する。
Living Legends of Rock & Roll [DVD] [Import]
リージョン1という難点を除けば、もっともコストパフォーマンスの優れたミュージックDVDのひとつといえます。何しろ、今もバリバリの現役であるSTYXやクリストファー・クロスはもとより、御大マーク・ファナー(GFR)、ジョン・ケイ(ステッペンウルフ)が登場し元気な姿を見せてくれます。タイトルにある”生きた伝説”とはよく言ったもの。(しかし、久々に見るマークの拳を突き上げるシーンは実にかっこいい!)これら超ベテランと若いサポートメンバーのコンビネーションも絶妙で、オリジナルナンバーを彷彿させる堅実な演奏が印象的。他にも70年代、80年代のロックシーンを盛り立てたバンドが数多く登場し、ほのかな感動的を与えてくれます。
E Pluribus Funk
このCD。
25年ぶりぐらいに聴く、若かりしころの興奮を久しぶりに味わいました。
25年前までは、レコードでよく聴いていた曲です。
軽快に始まる「FOOTSTOMPIN' MUSIC」、日本版のタイトルにもなった「PEOPLE LET'S STOP THE WAR(戦争をやめよう)」、なんともいえない気持ちで聴きました。
また、後の「LONELINESS」に続くような「SAVE THE LAND」の雄大なスケールの曲調、なんともいえない気持ちでした。
また、最後(ボーナストラックを除く)の「LONELINESS」はあの当時としては画期的な、ストリングを導入したスケールの大きな曲、あの当時はこの曲をヘッドフォンを使って寝るときに聞いていました。時には聴きながら眠ってしまうほど体になじんだ曲でした。
30数年前の曲とは思えないほどの曲の数々、「ハードロック」ファンなら一度聴いてみたらいいと思います。