Angel Beats! -Track ZERO-
・A4サイズ
・『1890円』
・TVアニメ「Angel Beats!」のSSS結成話でショートストーリーが全7話
…よーするに過去話(日向視点でゆり、天使、大山、チャー、野田、椎名登場)
・ごとP氏の美麗な挿絵とイラスト(フルカラー)
・ガルデモの番外編2話収録
・『1890円』
「Angel Beats!」の前日譚を短かくまとめたもので、むしろ挿絵がメインだと思います。
アニメは少々詰め込んだ話のつくりだったので、この短編やイラストで補完できる所もあ
りますが、帯に書かれているような「謎を解く鍵」は無かったです。
ただイラストはかなり奇麗でほぼ全ページに収録されているので、そっちで満足される方
もいるはずです。A4サイズなのでイラスト集にも見えますしね。
総評としては、値段、サイズ、内容のボリュームに若干疑問があります。少し、薄くて値
段が高いです。―もし描き下ろし1編が番外編の第2話であるなら余計にそう思います。
Race Around the World (Disney/Pixar Cars 2) (Step into Reading)
子供を産んでまもないので、映画館にいけませんでした。DVDは予約しているのですが、発売日がとても楽しみです。カーズ2の本です。イラストは映画の映像を使っていないのでちょっと物足りないですが、子供は喜んで読んでいます。とても簡単な英語なので、とっかかりやすいです。
Revelator
う〜ん、やっぱ素晴らしいね!デレク&スーザン名義でのデビュー作ではあるが、気負うことなくかつ奇をてらうことなく、愚直なまでに真摯に音楽と向き合ったであろうことが容易に見てとれる快作だね。
いやね、「Suzan meets D・Truks Band」とでもいいますか、この2人が組んだらこうなるだろうなぁとか、組めばこうなるのにもったいないなぁとか、誰もが思い描いていた“予想通り”の音なんで、逆にビックリしたんですよね(笑)。ホーンも交えた11人という大所帯ながら、あくまでもシンプルで過不足ないアンサンブルで、主役たるデレクのスライドとスーザンのボーカルを引き立てていますね(デレク・バンドのボーカル、マットもバックコーラスで盛りたててくれています)。クロスロード・フェスでも感じたけど、自由奔放でドスの効いたスーザンのソウルフルなボーカルを、やさしくそっと包み込みつつ、自己主張も決して忘れないデレクのスライド、“かかあ天下”のようでいて、しっかりとお互いを支えあうこの組み合わせって、やはり最強だなぁと感じたね。
デレクはもちろんのこと、今更スーザンを“バリバリのブルース”なんて捉える人もいないだろうけど、二人ともブルースに根差してはいるものの、様々な音楽要素を自らの血肉にきっちりと昇華させながら己のスタイルを確立させて表現してきた“懐の深〜い”アーティスト。そんな二人だからこそ為しえたであろう、気負うことなく奇をてらうことのない、それでいて大ベテランのような風格すら漂う余裕綽々のデビュー作。ちょっと予定調和的じゃん、なんて思って聴いていたが、ラスト(11)での爆発がまたかっこいいんだよねぇ。全11曲(+隠しトラック)61分、じっくり堪能したい。