ビターシュガー
40歳を過ぎた独身女性の、楽しいんだけどなんかビターな
日常のお話。
別に何かイベントが起こるとか
恋愛話とか
仕事で成功する話とか
そんなんじゃなくて、日常のお話。
そしてなんだか良くわかるんだよね、この気持ちが。
結局、最後まで主人公が何の仕事をしているかとか
いくつなのかとか全然わからなかったけど
この物語の巧さに、脱帽です。
ビターシュガー(虹色天気雨2) (小学館文庫)
三人の女性がそれぞれに、かっこわるい部分も抱えつつ一生懸命生きている日常に、優しく寄り添うような文章です。起伏のあるストーリーが好きな人には向かないかもしれませんが、私は好きです。困ったときに自分を支えてきてくれた女友達のありがたさを、読んだその日は何となく意識しました。