Morbid Angel - Maze of torment (wacken06) Morbid Angel モバイル

Blessed Are the Sick

アメリカのデスメタルバンド、モービッド・エンジェルの2nd。1991作
「病魔を崇めよ」のタイトルで知られる歴史的名作。
本作は私が最初に聴いたデスメタル作品であり、そのときはジャケ買いをして聴いてみて
あまりの強烈さに理解不能であったが、やがてこれがデスの名盤だと理解することになる。
妖しくも得体のしれないノイジーなイントロに続き、重々しいギターリフとともにゆったりと始まり
ブレイクののちに激しくブラストが始まってゆく…ここはいつ聴いてもしびれるほど格好いい。
咆哮するデスヴォイスと、ジャケのイメージ通り、まるで地獄へ迷い込んだような世界観…
このおどろおどろしさは一度ハマったら快感になる。また、ただ激しいだけではなく、
テクニックのある演奏力と構築された楽曲、その展開力が音の説得力ともなっている。
このアルバム以降も、質の高い作品を生み出しつづけているこのバンドだが、自分にとっては
本作こそ永遠の最高傑作であり、デスメタルといえばまずこのアルバムなのだ。

Altars of Madness (Bonus Dvd) (Reis)

ここ数年沈黙を保っているデスメタルの帝王のライブDVD付である。　CDについてはデスメタルとしてのクラッシック的名盤であるのでいうまでもないが、裏面のライブ映像は１ｓｔリリース後でVoがDavid Vincent、Gの片割れがRichrd Brunell。　あの１ｓｔの曲をほとんど全曲CDのままの演奏で聞かせる。　超人的なPete'command' SandvalのドラミングやBC　RichのIronBirdでのたくり、流麗なギターワークを聞かせるTrey　Azathoth
ライブCDのEntangle　IN　Chaosは映像化されていないし、来日も少ししかしていない（オリジナルメンバーでは皆無）ため彼らのライブの凄みを知るには貴重な映像だ。
小さなクラブながらその空間を自らの暗黒世界に変えてしまう彼らの演奏力は素晴らしい。