キューバ音楽(増補新版)
キューバ音楽を語るだけでなく、その歴史及びキューバ社会の歴史が絡めて書かれているのでキューバ音楽がどのような社会的背景で、どのような影響を受けて今日まで発展してきたのかが分かりやすい。いつも何気なく聴いているキューバ音楽はこういう背景の中で生まれてきたんだ、と読後にあらためて聴くと感慨深いものがある。この本ではキューバ音楽のジャンル毎に説明がなされているが、欲を言えばもう少しページを割いてつっこんだ説明が欲しかった。しかしキューバ音楽の入門書としては大変よく出来ている本だと思う。
ラテン女のタフで優雅な生き方―自分のスタイルを求めて
文章としては退屈でした。世代的なものか,思想信条が先行してるように見える。
ただ現地の生活の息づかいは感じられた。情報が少なかった時代は貴重な情報として即買いしたが
まず書店で立ち読みしてから買う事を勧めます。
キューバ音楽
「サトウキビと野球の国、キューバ」。日本ではあまり知られていないこの国において、「音楽」は“世界戦略商品”だった。(主にヨーロッパ向け)
キューバの複雑な成り立ちからその音楽性を語っているこの本は、“キューバ文化”の入門書としては、読みやすくてよいと思います。
残念なのは、「本」と言う紙メディアのため、その「音」や「動き」(グルーブ感)を伝えられず、どうも読んでいると欲求不満になる。これを聞きたければこのアルバム、とか、この場所、といった、サポート記事があるとよかったと思う。一応、巻末で「音符」を使った解説があり、何とか“伝えよう”という意欲は感じられるのだが…。
「ソン」「ダンソン」「フィーリン」はどう違うんだ?!
これを読んで何かを感じたら、もう後はキューバに行くしかないね。
リアルタイムメディアが動かす社会: 市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平
ほぼすべての講義を直接受けた学生です。
保存用として購入しました。
このような講義を直接受けることができて幸せだと感じました。
「今」受けるべき講義だと思います。
なお今年も開講されるらしいので潜ってみるつもりです。
ラテンに学ぶ幸せな生き方 (講談社プラスアルファ新書)
この本の帯を最初に見たとき、格差社会を肯定しているみたいでちょっと引いたが、読んでみるとかなり違う内容だった。
要するに、格差社会や貧困の中でも、人間的な繋がりを保つことによって、建設的に生きているラテンアメリカの人々の現状と、一方で、自殺率の異常に高い日本の状況を、その目からウロコ的な原因を呈示し、(すぐに実現可能かどうかは別として)ラテン的見地からの提言をしている。
自分自身、とても閉塞感を感じる日々だったので、とても参考になったし、日本人にとってぜひ読むべき一冊だと思う。