ピクシーズ/ラウド・クァイエット・ラウド [DVD]
あのポテチをかぶりつきながら歩いてくる太っちょはまさか...(確信犯だろこの画は)
知らない人間には狂おしい音を発するロックバンドのリーダーとは絶対に信じられないだろう。
そうしてこの再結成のドキュメンタリー映画は始まる。
メンバーがバックステージの廊下を歩きステージ向かって行く。
見ている自分もピクシーズを聞いていたあの頃に向かって行く。
会場のどよめく音が段々大きくなってゆく。
こっちの鼓動も大きくなってくる。
緊張してステージの扉を開けれないキム姉(あれだけのキャリアがあるのに)。
メンバーに促され扉が開いた瞬間絶叫が上がる。
自分もその観客の一人になって絶叫を上げる。
なぜ解散に至ったのか?
解散後メンバーは何をしていたのか?(ドラムのデイビットにはびっくり)
再結成はいかに動きだしたのか?
それを静かに描いている。
静かにって言うのは文字どおり本当に静かに。
メンバー達はキムディールの姉に『あなた達って最低のコミュニケータね』って
言われるくらいほとんど言葉を交わさない。
しかしステージに上がると逆に濃密に音で会話する。
『Doolittle』や『Surfer Rosa』の頃の様な神経質そうな切羽詰まった感はなりを潜め余裕すら感じられるが
シャウトするフランクはあの頃の自分に挑戦するかのように唸りを上げる。
フジロックに出演した際に自分の中でピクシーズは完結してしまったが、この映画を見てその思いを改めた。
もしピクシーズが完結してしまった人はこの映画を見てみて欲しい。そこには紛れも無くPixiesの音が鳴ってるから。
フランクは言う『俺は曲を書いてあいつらが言ってくるのを待ってるんだ』。新しいアルバムはあるのかな?無いだろうな...いやいやひょっとしたら...。そんな事を考えるのはファンにとって一番幸せな時間かも知れない。
特典にはアルビニとキム姉さんのインタビューが入ってます。
セル・アウト ~リユニオン・ツアー 2004 [DVD]
2004年再結成をしたPIXIES。もうみんなすっかり髪の毛なくなって、いい体格になっていい中年になっちゃった。でもこのDVDをみればかれらは10数年前となにもかわっていないとわかるはず。(みためもべつにかわっていないか)今回はDebeserも収録されてるし、それ以外の代表曲ものどはいっています。歌っているときのフランクの表情がとても印象的です。
かつてNirvanaやRadioheadの面々がなぜ憧れていたかを再度確認できます。
あまり関係ないですがこれを機に以前のDVDも字幕つきのあたらしいのをだしてもらいたいです。
ベスト・オブ・ピクシーズ:ウェイヴ・オブ・ミューティレイション
ピクシーズの有名曲がぎっしり詰まってこの値段。
ピクシーズ入門にはもってこいのアルバムだと思います。
彼らの捻くれたポップは自分の理想です。
Doolittle
聴く度に気が変になりそうになる。ブラック・フランシスのヘナヘナな叫び声とキム・ディールの見た目とは裏腹に可愛い声、それが絶妙に混じりあって、「があああああああ!」と発狂、部屋をぶち壊したくなるほどの名盤中の名盤。夜中に大音量で聴きたい。アパートじゃ無理だけど。
Pixies [DVD] [Import]
再結成より前のPIXIESの映像。これは良いですね!
プロモではPIXIESらしい奇妙さというか、独特な雰囲気を醸し出していて
良いです。王道ディベイサーが特に格好良い!
ライブも勢いがすごいです。フランクのシャウトも勿論すごいですが、
ギターに特に圧倒されました。アンプ本体揺らしてノイズ出したり、
缶で弾いたりでとにかくすごすぎ!
ガウジはドキュメンタリーのようですが、字幕も何もないので歌しか
わかりません…。
インタビューもビッグネームがPIXIESについて語ってたりするんですが、
それも字幕がない(汗)しかしインタビューはクロスビート八月号に
載ってたのでセットで買えばよろしいかと思います。