バンブーブレード 二本目(初回限定盤) [DVD]
この巻ではミヤミヤとサヤの最悪の出会いが描かれています。
原作のマンガでは、タバコを吸っていたミヤミヤをサヤが注意して、
そこで対立が生まれたんですが、アニメ版はそこの部分がガラッと変わっていて、
自転車に乗ったサヤがミヤミヤに突っ込んで・・・ってことになっています。
私はマンガ版の、サヤが自宅に持って帰ったタバコを弟に見られて、
そこから家庭問題になる展開が好きだったんですが、
アニメ版のこちらの展開もなかなかどうして、面白いものに仕上がっています。
また、いよいよ室江高と町戸との練習試合が始まります。
マテリアル・パズル ゼロクロイツ(8) (ガンガンコミックス)
この8巻ではゼロクロイツを通して描かれてきたロボットとの決着、
そしてこのお話の根幹となるであろう『滅亡』の始まりが収録。
今巻の中心はやはりベルジとメルパトラ、
どこか相依存にあった二人の関係だが、そこに一つの道を見つける。
が…。
ここにきてお話はピークの盛り上がりを見せているように感じる。
特に32、33話が表情一つ一つからお互いのお互いへの思いが伝わり没入。
作画がとてもいい仕事をしている。メルパトラが可愛い。
結末にもよるかもしれないが、本編に触れていない人でも是非一読して欲しいと思う作品になった。
そんな本編とのリンクも徐々に増え、先が気になる要素が次々に積まれており、
ここからは一時も目が離せない感じ。次が最終巻かな?もう2巻分くらいあるかな?
マテリアル・パズル ゼロクロイツ 1 (1) (ガンガンコミックス)
あらすじ:
世界を脅かす鉄身の巨人──ロボット
唯一これを撃ち倒すことのできる力──魔王の骨
ロボットは人類の根絶を計り、人々はこれに対抗していた。
そんな外の世界の戦いとは無縁の平和な時を生きる島。
だが、平和はいつまでも続いてはくれなかった・・・。
この作品は良い意味で現状ではマテパとはまったくの別物と考えて差し支えない。
というのも共通する登場人物はいなく、設定や固有名詞だけでなく世界観からして本編を前提としていない。
もしかするとこの世界ではマテリアルパズル(=魔法)の概念もないかもしれない。
しかしシリアスの中に時折混じるギャグは健在。
全20巻にも及ぶ無印を先に読んでおく必要がないため、誰でも気軽に手に取れる本当に最初の1巻といった印象。
番外編や外伝の類とは違う趣。
以下、大まかな設定。
鉄身の巨人:人類を根絶やしにしようとするロボット。どこから来たのか、或いは誰かの手によるものなのか委細不明。
クロイツ:選ばれた素質ある人間を魔王の骨の生贄とすることで甦る最強の生物。
マジェンガ国:島に災厄をもたらした張本人。だが、世界に散らばる魔王の骨を探し、兵器を用いてロボットの脅威と先陣を切って戦っているのもこの国。
それから主人公格となる三人について。
ベルジ:心優しい少年 魔王の骨に選ばれ、クロイツとなる なんかもう色々得意
シュウガ:冷静沈着で寡黙な少年 ベルジと競い肩を並べ育ってきたが、クロイツは彼を選ばなかった 投げ縄が得意
クリム:明るく元気な少女 想像に胸を膨らませる事が多く、好奇心が旺盛 弓が得意
そしてその他の魅力的なキャラクター達が物語を彩る。
作画に関しては文句なし。
巨人同士の戦いとなるクロイツとロボットの戦闘描写の際のみ若干判り難い場面がある気もするが、新人としては全体的に完成度が高い。
これは好みに拠る所ではあるが、キャラクターや服装のデザインなども良い。
バンブレといいこれといい、土塚作品には良い人材が当てられているなぁ。
といったわけで、単体としてとても魅力的な作品。
シリーズ云々ではなく手にとってもらいたい。