In Concert
人気絶頂の頃発売されたされたライブ「ホーム・アンド・アブロード」がヒット曲中心の選曲であったのに対して、こちらはかなりマイナーな曲が網羅されスタカンフリークにはたまらん内容になっています。当時「ホーム~」は「ショウビズ」というLDでも発売され、ライブ映像を楽しむこともできました。時折、文字が飛び出す映像がカッコよかったものです。しかしながら、この「イン・コンサート」はマイナー選曲ですが、ライブの雰囲気はよく伝わってきます。特に大音量でガンガン演奏する曲よりシンプルに歌い上げる名曲が心に響きます。「マイ・エバー~」はやっぱりピアノバージョンだね!!
グレイテスト・ビデオ・ヒッツ [VHS]
1989発売のCD、singular adventures of the~と同時期に出たほぼ
同内容のクリップ集ですが(原題はvideo adventures of the~)、ロン
グホットサマー等一部はCDと異なりシングルバージョンになってます。
映像的にも古くないし、何よりウェラーのスタイリングを堪能できるの
は好きな人にはたまらないと思います。
曲順は年代順になっていませんが、ウェラーが関わってるだけあっ
ていい感じで流れていくと思います。
ただし、big boss groove, come to milton keynes,
boy who cried wolf, waitingといったクリップが外されてるので、それ
らもコンプリートしたい方は onfilm(DVD)を購入するほうがいいで
しょう。
本来なら星4つ以上ですが、on film には値段とVHSデッキで見れ
ることしかアドバンテーヂがないので星3つに。
ザ・スタイル・カウンシル・オン・フィルム [DVD]
前年のJAMの2枚組DVDに続いて発売されたスタイル・カウンシルの集大成2枚組DVD。
JAMの時は厚紙パッケージの中に3面折りのデジブック型の仕様でしたが、
この秋DVDの初回版は薄手の紙パッケージにトールケースを収納する仕様。
内容は(おそらく)全ビデオクリップ、ライヴビデオ1本、ショートムービー、
アルバムに合わせて発表されたビデオ作品。
ビデオソフトでは他に84年の中野サンプラザでのライヴ、87年のテレビ放送用ライヴがありますがそれらは今回はなし。
JAMの時は未発表部分が半数以上でしたが、今回は初ソフト化になるものがほとんど無い為、価格程の満足度がありませんでした。
廉価再発のこの版は、紙パッケージは付きませんが価格的に納得できるところだと思います。
とりあえずはビデオソフトのほとんどがDVD化された事を評価したいと思いますが、
次回は未発表のテレビライヴ等を期待したいと思います。
Cafe Bleu
The JamからThe Style Councilへ。
オサレなJazzから、風通しのよいギターPOP、失笑モノのHipHopまで...全てが「スタイル評議会」を始めるPaul Wellerから、いまだThe Jamを求める愚かなリスナーへの、挑発的なステイトメントだったのだ。
そんな先の見えない状況の中でも名曲がバシバシ出てくるあたり、Paul Wellerって、ホント逆境時にいい曲書くなぁと思うのです。
多方向のジャンルを取り込んで血肉化した、統一感のある2ndよりも、ジャンルに素のままで切り込んだ1stの方が、いろんな意味でスリリングなので僕は好きですね。
Sound of the Style Council
2003年発表スタイル・カウンシルの編集盤。
この手の編集盤としては4種類目、廉価盤を入れると多数あります。
今回はシングル曲に拘らず、複数あるバージョン違いもシングルではないものが多数選ばれています。
しかしオリジナルアルバムの数も少ないスタカンなので、ストレートにシングル曲を順に収録した「GREATEST HITS」や
名編集盤「COLLECTION」の方が便利かつ、内容的に魅力的です。
初期のイメージを決定付けた「My Ever Changing Moods」がピアノだけのアルバムバージョンになってしまっている他
シングルカップリングも多数の為、初めて買うアルバムとしては向いていないように思います。
ただし、アートワークだけはいつものSIMON HALFSONが行っているのでカッコいいです。
聞くよりも見る目的でアナログ2枚組を選ぶのも良いかもしれません。