Seven Churches
はっきりいって今聴いても、プロダクションは最悪、リズムはもたつきまくりで現在発売したものであれば、間違いなく酷評の対象のものであることには間違いない。だだしオリジナル盤が発売されたのは1985年。デスメタルの元祖的貴重な存在のバンドなので、デス好きな人は一回しか聴かなくとも是非持っていて欲しい作品。たとえ演奏が下手でもこの時代に当時のスレイヤーにも勝るこのブラックさは驚きだ。これこそ本来のマニアックであるべきブラックメタルの姿かもしれない。ドラムは“素人ですか?”なみの酷さだが、ギターのテクニックとリフワークにはかなり光るものがあるので、それだけでも聴く価値あり。ギターだけの内容であれば、音が多少クリアーになり変則的リフを多用した2ndもお薦め。
Possessed
KRAFTWERKというグループはあまり知らなかったのですが、BALANESCU QUARTETが曲を演奏していると云うことで買ってみました。BALANESCUらしく、どこか突き放した感じの冷めた視線が各曲を覆い、非常にBALANESCU QUARTETのアルバムとして完成された感じがしました。この後に出されたYMOのカヴァーアルバムも非常に気にいってます。
愛欲の魔女狩り [DVD]
ストーリーは黒魔術教団に入りたい旦那が、嫁も一緒に入れるから仲間に入れてくれ〜というただそれだけ。潔いなぁ。儀式に次ぐ儀式の日々で、土着的なリズムにのって教団の皆さんは激しく踊り狂うばかりというほとんど“死霊の盆踊り”状態。一瞬強盗2人組みというキャラクターが出てくるのですが、これが伏線どころか全く話に関係ないのがまたすごい。嫁は鞭打たれたり、焼きごて入れられたりひどい目にあうのですが、これは気品のない“О嬢の物語”でしょうか。豚小屋が舞台なのがこの映画のオリジナル。といいとこなしのようですが、神秘的な森の中でスモークがもうもうとたちこめ、金髪のお姉ちゃんたちが妖艶に振舞う様は、まさしくJ.ローランを筆頭にボコボコ数だけはあった70年代フランスホラーの魅力。実にムーディーで好きな人にはたまらない世界でしょう。ただこれパッケージにはビスタサイズとなってますが、スタンダードサイズでしたよ。トリミングされてる感じはなかったので、これが撮影サイズなんでしょうけど。何か本当に自分のところの商品の中身を気にしないメーカーさんが多いですねぇ。
Seven Churches
元祖デスメタルバンド、POSSESSEDの1st。
こちらは、4面に開き、逆さ十字に仕上がるデラックス盤。
仕様だけが異なり、内容は従来のリマスターものだが、ファンには嬉しい仕様だと思います。
内容を想像させる、CDならではの良さが出てると思いますから。
内容の方は、今更語らず。
まだ買ってないスラッシャーは即買い、聴いた事ないデスやブラック好きなメタラーも是非ルーツを。