1962~1966【期間限定価格】
自分のような後追いの方も多いはずなので、きっと同意してくださると思うのですが、個人的には赤盤青盤はオリジナル・アルバムのひとつとして認識しています。(収録時間が短いこととも大いに関係しておりますが)一気に駆け抜けるように聴かせる疾走感がありつつも、あくまでも二枚組のフォーマットを崩さない姿勢。しかもアナログ時代の、このアルバムに対する最大の不満であった価格もそれなりに抑えられており、やはり購入の価値ありの作品であると確信します。
With the Beatles (Dig)
ビートルズの偉大な功績のひとつに黒人音楽の地位向上があります。彼らは「俺たちは黒人音楽が大好きだ!」とはっきり表明した初の白人アーティストです。
何でもないことのように思えますが、当時は黒人たちの曲を平然とパクっていた時代です。
「ビートルズによって白人社会に紹介されたんだ」by スモーキー・ロビンソン
ビートルズは有名無名を問わず黒人音楽を次々にレコーディングしました。1stとこの2ndのアルバム収録曲、計28曲中カバーが12曲、そのうちの10曲が黒人ミュージシャンの楽曲です。
このアルバムのYou really got a hold on me などはミラクルズが半年前に発表したばかりの、まだヒット中のような曲をほとんど同じアレンジで収録しています。もっともボーカルはジョン・レノンですから、どう聴いてもビートルズです。ジョージとの二声のハモリも絶妙です。
ジョージと言えばRoll over beethovenの前奏をぎこちないとか言う人がいますが、あれは感じを出すためにワザとやっている事で演奏は非常にしっかりしています。
ちなみにあの前奏にエフェクターを駆けて聴いてみると得意中の得意だったことがより明確に判ります。
ジョージ、カッコいいぜ!
BEATLES ビートルズ BOX専用アクリルケース(モノラル盤用)
ステレオ盤と一緒に注文しました。整理整頓に大変役立つとともに、CDボックスを傷つけずに保管する事ができます。非常に便利なアイテムです。
ザ・ビートルズ フォトクロニクル THE BEATLES PHOTO CHRONICLE
ビートルズと出会ってから約40年。今までたくさんの書物を読み、写真集を見てきたが、やはり見ていない写真はたくさんあるものだ。何気ない1枚の写真にも、キャプションが付いているので背景も分かりやすい。
これでまたビートルズに一歩、近づけた気がする。
ビートルズ博物図館 オフィシャルアドバイザー アップル依田
THE BEATLES 1
24ビット デジタル リマスタリング ノーノイズ テクノロジーという今現在の最高技術によって、音が素晴らしく良くなっています。たとえばShe loves youでは、リンゴのシンバルのアタック音に華やかさが増しポールのベースは艶が出ています。Let it beでのジョージのオーバー ダビングのギターソロのバックで、うっすらと軽く聞こえるダビング前のオリジナルのギターソロも、ほんの少し聞こえやすくなっています。一度本盤を聞けば、今までの同曲が収録されているPast mastersやBetles1962-
1966.1967-1970の音が信じられないくらい貧弱に聞こえます。しかもオリジナルアルバムではモノラルのCant by me love/A hard days night/Eight days weekがステレオ収録されDay tripperは過去に発表されたものはステレオ、モノラル共に1分50秒の所でリンゴのタンバリンが一音抜け、編集個所が目立ちますが、本盤では初めて完璧に修正されています。
結論、、、この音を知ってしまえば16年前に出ていまだにリマスターもされずに、そのままの音で売られているビートルズCDの音の貧弱さをとても痛感します。早くオリジナルアルバムのリマスターをしてくれないかな。このビートルズ1の音と内容、素晴らしすぎます。
追伸、、、ブックレットは世界各国で発売されたシングル盤のジャケット写真集です。シングル盤コレクターの人には貴重な情報となることでしょう。