Ns’あおい(29) (モーニングKC)
ここまで来ると、正直物語の展開はかなりダレてきていて、
新鮮な驚きなど期待する方が間違っているのかも知れませんが、
やっぱり抜群の安定感と、読ませる力は凄いですね。
介護編は非常にタイムリーな題材ですし、この作品を読んで
色々と介護や周辺制度を考えるきっかけになれば良いのでは。
今から1巻から読み始めるのはキツイと思いますが、
後悔はしない作品だと思います。
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方—儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
キーワードで稼ぐ基本中の基本が書かれています。
情報商材だけではなく、リアルビジネスを持っている人で、
ネットで効率的に稼ぎたいという人にもある程度は参考になると
思います。
この手の本が出たら「本が出たらもうこの種の情報はおしまい」
っていう人がいると思いますが、本書によると、一日に1800万もの
検索がされているという事実があり、情報を求める人がいる限りは
マーケットはなくならないと思います。マーケットとしては・・・
この本には「ヒント」はいろいろ散りばめられていますが、
「さて、自分が儲けられることって・・・」ってオーバーチュアで
いろいろ調べてみても、自分が今まで 培ってきた知識やノウハウ、
また、商品などがヒットするというのは、なかなか厳しいと思います。
かといって、著者が言うように、ヒットする検索キーワードを見つけて
その商材を提供するHPを作ればいい・・・って、そう簡単にはいきません。
著書の中で、Yahoo!のテレビ欄は2週間分あるので、情報を先取りして
キーワード調べて、HP作って、商品探して・・・って、書いてありますが、
はっきり言って2週間だとこの本を読んだ初心者には困難でしょう。
そんなことで、コンテンツが見つかった人には参考になると思います。
まあ、宝探しか金鉱脈、油田掘りみたいなものです。
「当たると信ぜよ!信じる者は救われる」(^^;
Ns’あおいSP [DVD]
石原さとみが病院内でエライ様になって人を指導していく様が描かれていて実に素晴らしい。テレビのスペシャルで見たのですけど。医療の重要なテーマを扱っているような感がします。医者は医療技術だけで患者を診ていていいのだろうか。というテーマ。勤務時間通りの生活でいいんだろうか。というテーマ。時間外は仕事はしなくていいのだろうか。というテーマ。私は塾の教師をやっていますが、生徒が質問で残って勉強していく時、どうしても質問に答えなくてはなりません。当然時間外労働です。看護師はどうなのだろうか。電話をすればいつでも駆けつけてこられる体制だと、自分の時間がなくなってしまう。そういった公の時間と私的な時間とはどのように区別すべきなのでしょうか。そのことを考えさせる秀作でもあります。やはり、美空あおいの影響は大きい。彼女なくして病院はなりたたない。是非是非、長生きを祈らずにはいられない。
Ns’あおい(1) (モーニングKC (967))
あおいは母親の死を自分のせいだと思い込んでいる。それは自分自身が良い子にしていかなかった事の罰であると。ある種の攻撃性を母親に向け、それが死をもたらしてしまったと。クラインによると幼児は攻撃性を母親の乳房に向ける。良い乳房に対する羨望。そして、乳が出なくなったことを、自分が攻撃して破壊してしまったというファンタジーを抱く。そこから乳房の再生を願い、罪悪感・償いといった心の機制を発達させていく。それが妄想分裂ポジションから抑うつポジションに移行する時である。しかし、その時に乳房の再生・もしくは恒常性が認識できないと抑うつポジションに移行することができず、妄想分裂ポジションに固着してしまう。あおいも自分が何もできなかった結果、母親が死に至ってしまったと思い、あおいの中で先ほど説明した発達段階でのファンタジーが反復される。その為、強い罪悪感があおいを支配している。さらにその母親の死の償いをするために看護師という職業を選んでいる。そして、あおいは病院の中で患者を助けるために時には行き過ぎた行動を取る。これは破壊的な行動化である。患者を助けるという現実的な出来事と、今は亡き母親を助けようとしているあおいの無意識がオーバーラップしている。あおいが自己破壊的・自己犠牲的に患者を助けるのは、本当は母親を助けたくても助けれなかった罪悪感からであり、その罪悪感に耐え切れず、行動化を起こしている。そして、患者を助けることで償いをしようとしている。またあおいはニッシーや事務長、病院全体はオールバッドに、ギバちゃんや杉田かおるさんはオールグッドにしている。オールバッドのニッシーや事務長はあおいの投影同一化を受け、あたかもあおいは攻撃を受けていると感じている。